身内が病院で危篤状態になったとき、まず、何をすべきですか?

危篤状態

「病院で身内が危篤状態になってしまったき、どうしたらいいの?」
「病院で身内が危篤状態、誰に連絡すればよいの?」
「病院で身内が危篤状態、どんな準備をすればよいの?」

身内が病院で危篤状態に陥ったとき、心配と不安が募ります。緊急の状況で何をすべきか迷い、焦ってしまうこともあるでしょう。

本記事では、そのような状況に直面したときに何をすべきか、具体的な行動について知識があれば、落ちついて行動することができます。本記事で、そのための知識について分かりやすく解説します。


目次

医師から危篤と言われたら、まず何をするべき?

危篤と言われた場合、以下の手順を実行すべきです。

  1. 病院へ駆けつける: 患者が危篤状態である場合、まずは病院に急いで向かいましょう。医師や看護師と相談し、患者の状態や治療方針について確認します。
  2. 親族へ連絡する: 家族や近親者に危篤の状況を伝える必要があります。電話やメールで手短に連絡し、状況を共有しましょう。
  3. 職場へ連絡する: もし患者が勤務している場合、職場にも連絡を入れる必要があります。休暇や業務の調整について相談し、必要な手続きを進めましょう。
  4. 葬儀社に連絡する: もし患者が亡くなった場合、葬儀の手配が必要になります。葬儀社に連絡をし、葬儀の手続きや日程について相談しましょう。

危篤の状況は非常に深刻であり、慌てずに冷静に対応することが重要です。事前に家族や親族との連絡方法や手続きについて話し合い、準備をしておくことも大切です。また、医師や病院のスタッフに相談し、適切なサポートを受けることもおすすめです。

危篤とはどういう状態をいうのでしょうか?

危篤とは、病気やケガの回復の見込みがなく、命の危険が迫っていると担当医師が判断した状態を指します。

具体的には、治療の施しようがなく、いつ命を落としてもおかしくない状態であるといった意味合いになります。危篤の状態は非常に深刻であり、慌てずに冷静に対応することが重要です。

家族が危篤の場合、病院でどのような手続きが必要か?

家族が危篤の場合、病院で以下のような手続きが必要になる場合があります。

  • 医師との相談: 危篤の状態にある場合、まずは医師と相談し、患者の状態や治療方針について確認します。
  • 家族への連絡: 家族や近親者に危篤の状況を伝える必要があります。電話やメールで手短に連絡し、状況を共有しましょう。
  • 葬儀社への連絡: もし患者が亡くなった場合、葬儀の手配が必要になります。葬儀社に連絡をし、葬儀の手続きや日程について相談しましょう。
  • 退院手続き: 患者が入院している場合、退院手続きが必要になる場合があります。医師や看護師と相談し、手続きについて確認しましょう。

危篤の状態は非常に深刻であり、慌てずに冷静に対応することが重要です。事前に家族や親族との連絡方法や手続きについて話し合い、準備をしておくことも大切です。また、医師や病院のスタッフに相談し、適切なサポートを受けることもおすすめです。

病院での手続きに必要な書類は何か

病院での手続きに必要な書類は、病院によって異なりますが、一般的には以下のようなものが必要となる場合があります。

  • 入院誓約書
  • 保険証
  • 診察券
  • 退院証明書(直近3ヶ月以内に他の病院に入院歴がある場合)

危篤の場合は、緊急を要するため、手続きに必要な書類が異なる場合があります。そのため、病院によっては、入院時に必要な書類を事前にホームページなどで公開している場合がありますので、事前に確認することがおすすめです。

家族が危篤の場合、家族以外に誰に連絡するべきか

家族が危篤の場合、家族以外にも以下の人に連絡することがおすすめです。

  1. 職場: 家族が働いている場合、職場にも連絡を入れる必要があります。休暇や業務の調整について相談し、必要な手続きを進めましょう。
  2. 親しい友人や知人: 家族以外にも、親しい友人や知人にも連絡を入れることができます。サポートを受けたり、励ましの言葉をもらったりすることができます。
  3. 宗教団体: 宗教団体に所属している場合、宗教団体にも連絡を入れることができます。宗教的なサポートを受けることができます。

家族が危篤の場合、家族以外にも連絡を入れることで、サポートを受けることができます。ただし、家族以外に連絡を入れるかどうかは、家族の意向によって異なる場合があります。そのため、事前に家族と話し合い、連絡先を決めておくことが大切です。

危篤を知らせないほうがいい場合もあります

危篤を知らせないほうがいい場合もあります。例えば、患者が自分自身の状態を知らない場合や、精神的に弱っている場合、または患者が治療に対して否定的な態度をとっている場合などが挙げられます。

ただし、家族や親族には状況を正確に伝えることが重要です。家族や親族が状況を知らないままだと、後になってトラブルが生じる可能性があります。

家族や親族には、状況を正確に伝え、協力して対応するように促すことが大切です。

高齢者や病気療養中の方、産前産後の方への連絡は控えるべきです。

  • 高齢で病気療養中の方(ショックで病状が悪化する可能性があります)
  • 産前産後の方(こちらもショックを受けます)
  • 遠方の方(関係性を考慮して、知らせるべきかどうか判断をする必要があります。

ただし、関係の深い場合は、高齢者や病気療養中の方達の状況を見て判断する必要があります。

危篤の連絡はどのような手段ですればよい?

危篤の連絡をする際の手段は以下のようなものがあります。

  1. 直接電話する: まずは直接電話(スマホ)で連絡する方法が一般的です。患者の状態や病院のルールによっては、電話をかけることができない場合もありますが、できる限り直接連絡を取るようにしましょう。
  2. 病院の窓口を通じて連絡する: 病院の窓口に連絡し、患者の状態を伝えることもできます。窓口のスタッフが患者の状況を確認し、適切な対応をしてくれるでしょう。
  3. メールやメッセージを送る: 電話が難しい場合や、連絡を残したい場合は、メールやメッセージを送ることも考えられます。ただし、緊急を要する場合は、直接連絡を取ることが重要です。

危篤の連絡をする際は、状況を正確に伝えることが重要です。また、病院のルールや患者の状態によっては、連絡が制限される場合もあります。最善の方法を選び、家族や関係者に迅速かつ適切に連絡をするようにしましょう。

遠方の人に危篤を連絡する場合は?

遠方の人に危篤を連絡する場合は、以下のような方法があります。

  1. 電話で連絡する: 電話で直接連絡を取ることができます。ただし、遠方に住んでいる場合は、時差や通信状況によっては連絡が取りづらい場合があります。
  2. メールやメッセージアプリで連絡する: メールやメッセージアプリを使って、状況を伝えることができます。ただし、緊急を要する場合は、直接電話で連絡を取ることが重要です。
  3. 親族や友人に連絡を依頼する: 遠方に住んでいる場合は、親族や友人に連絡を依頼することもできます。親族や友人が状況を把握し、必要な手続きを進めることができます。

遠方に住んでいる場合でも、電話やメール、親族や友人を通じて、状況を把握することができます。ただし、緊急を要する場合は、直接電話で連絡を取ることが重要です。また、遠方に住んでいる場合でも、親族や友人に連絡を依頼することで、必要な手続きを進めることができます。

家族が危篤と言われたときの面会について

家族が危篤と言われた場合の面会について、以下のポイントが参考になります。

  1. 医師や看護師の指示に従う: 病院では、面会に関するルールや制限が設けられている場合があります。医師や看護師の指示に従い、面会の可否や時間帯、人数制限などを確認しましょう。
  2. 家族との相談: 家族と面会について相談し、互いの意見を尊重しましょう。家族の希望や患者の状態を考慮しながら、面会の頻度や時間を調整することが大切です。
  3. マナーを守る: 面会時には、病室内でのマナーを守るようにしましょう。静かに話す、患者の状態やプライバシーに配慮するなど、周囲の患者や医療スタッフへの配慮が必要です。
  4. 感謝の気持ちを示す: 医療スタッフに対して感謝の気持ちを示すことが大切です。丁寧な言葉やお礼の言葉を伝えることで、医療スタッフの励みになります。

ただし、最近の状況によっては、新型コロナウイルスの感染防止のために面会制限がある場合があります。病院のウェブサイトや窓口で最新の情報を確認し、指示に従うようにしましょう。

家族が危篤の場合、面会は重要な支えとなりますが、病院のルールや患者の状態に配慮しながら、適切な形で行うことが大切です。

コロナ禍において、危篤状態の身内と面会できないと言われたとき

コロナ時において、危篤状態の身内と面会できないと言われた場合の対処法は以下の通りです。

  1. 病院のルールを確認する: 病院によっては、面会制限がある場合があります。病院のウェブサイトや窓口で最新の情報を確認し、指示に従うようにしましょう。
  2. ビデオ通話や電話でコミュニケーションを取る: 病院での面会ができない場合は、ビデオ通話や電話でコミュニケーションを取ることができます。病院の窓口で手配することができる場合もあります。
  3. 手紙やプレゼントを送る: 手紙やプレゼントを送ることで、身内に思いを伝えることができます。ただし、病状によっては、身内が手紙やプレゼントを受け取ることができない場合があります。
  4. 家族や親族と相談する: 家族や親族と相談し、適切な形で身内とのコミュニケーションを取るようにしましょう。家族や親族が身内の代わりに面会することもできます。

コロナ時において、危篤状態の身内と面会できないと言われた場合でも、ビデオ通話や電話、手紙やプレゼントを送ることで、身内に思いを伝えることができます。また、家族や親族と相談し、適切な形でコミュニケーションを取るようにしましょう。

危篤状態から臨終を迎えたら、どうすべきか?

危篤状態から臨終を迎えた場合、以下のようなことに気をつける必要があります。

  1. 病院のルールに従う: 病院によっては、臨終に立ち会うことができない場合があります。病院のルールに従い、適切な手続きを行うようにしましょう。
  2. 家族や親族と相談する: 臨終に立ち会うかどうかは、家族や親族と相談し、決めることが大切です。家族や親族の意見を尊重し、適切な形で見送るようにしましょう。
  3. 感謝の気持ちを示す: 医療スタッフに対して感謝の気持ちを示すことが大切です。彼らは患者や家族のサポートに尽力してくれますので、感謝の言葉や手紙を送ることで励ましになります。
  4. 葬儀の手続きを進める: 臨終後は、葬儀の手続きを進める必要があります。葬儀社に連絡し、必要な手続きを進めるようにしましょう。

臨終に立ち会うかどうかは、家族や親族と相談し、決めることが大切です。また、病院のルールに従い、適切な手続きを行うようにしましょう。臨終後は、葬儀の手続きを進める必要があります。最後に、医療スタッフに対して感謝の気持ちを示すことが大切です。

病院での臨終に立ち会う場合、どのような準備が必要ですか?

病院での臨終に立ち会う場合、以下のような準備が必要です。

  1. 落ち着いて行動する: 臨終に立ち会う際は、冷静な状態で行動することが重要です。感情的にならず、落ち着いて患者や医療スタッフと接するようにしましょう。
  2. 医師や看護師の指示に従う: 医師や看護師は経験豊富であり、臨終のプロセスをサポートしてくれます。彼らの指示に従い、適切な行動を取るようにしましょう。
  3. プライバシーを尊重する: 臨終は家族や親族にとって非常にプライベートな瞬間です。他の人々のプライバシーを尊重し、静かに振る舞うようにしましょう。
  4. 感謝の気持ちを示す: 医療スタッフには感謝の気持ちを示しましょう。彼らは患者と家族をサポートするために尽力しています。感謝の言葉や手紙を送ることで、彼らの努力に感謝の気持ちを伝えましょう。
  5. 自身のケアに気を配る: 臨終に立ち会うことは感情的になりがちです。自身のケアにも気を配り、必要な休息やサポートを受けるようにしましょう。

また、病院での臨終に立ち会う場合、以下のような準備が必要です。

  • 病院への行き方を確認する
  • 必要な書類や身分証明書を持参する
  • 患者や家族に会う前に、自分自身を整える
  • 必要なものを持参する(携帯電話、財布、飲み物、タオルなど)
  • 病院のルールを確認する

臨終に立ち会う際は、落ち着いて行動し、医師や看護師の指示に従いましょう。プライバシーを尊重し、感謝の気持ちを示すことも大切です。また、自身のケアにも気を配り、必要なサポートを受けるようにしましょう。病院での臨終に立ち会う場合は、上記のような準備が必要です。

家族でない者が危篤を知らさせて駆けつける場合の注意は?

家族でない者が危篤を知らせて駆けつける場合の注意点は以下の通りです。

  1. 速やかな行動: 危篤の知らせを受けたら、できるだけ早く行動することが重要です。ご本人の状態が急変する可能性があるため、迅速な対応が求められます。
  2. 連絡先の確認: 危篤の知らせを受けた場合、家族や関係者の連絡先を確認しましょう。迅速な連絡が必要な場合は、電話やメッセージなどで連絡を取ることが重要です。
  3. 服装の選択: 危篤の場面では、ご本人や家族に敬意を払うために適切な服装を選ぶことが望ましいです。喪服や黒い服装が一般的ですが、故人や家族の信仰や文化に応じて適切な服装を選ぶようにしましょう。
  4. 故人や家族への配慮: 危篤の場面では、ご本人や家族の感情に配慮することが重要です。静かに振る舞い、故人や家族のプライバシーを尊重しましょう。

家族でない者が危篤を知らせて駆けつける場合、速やかな行動、連絡先の確認、適切な服装の選択、ご本人や家族への配慮、そしてサポートの提供が重要です。

臨終の後にするべきこと

「末期の水」とは?

看護士さんが点滴などを外したら、近親者は血縁の濃い順に「末期の水」を取ることになります。

末期の水とは、故人の最期を迎える直前や最期を迎えた直後に行われる儀式で、故人の口元を水で湿らせることを指します。この儀式は「死に水」とも呼ばれ、日本の葬儀文化において広く行われています。

末期の水の意味や由来は複数の説があります。一つは、仏教の経典に記されているお釈迦様の入滅に関する故事に由来するという説です。お釈迦様は亡くなる直前に水を求め、雪山に住む鬼神が浄水を捧げたことで安らかに旅立つことができました。この故事から、故人が安らかに旅立つことを願い、口に水を含ませる儀式が生まれたとされています。

末期の水の手順は以下の通りです

  1. 脱脂綿や樒(しきみ)の葉を使って湿らせた箸を用意します。
  2. 故人の口元を優しく湿らせるために、箸の先に湿った脱脂綿や樒の葉を巻き付けます。
  3. 故人の口元に湿った箸を当て、唇の表面を湿らせます。

末期の水は、故人の最初の儀式として行われることが一般的です。ただし、宗派や地域、家庭によって作法や手順が異なる場合もありますので、葬儀社や親族に確認することをおすすめします。

末期の水は、故人の最期を看取った方々が行う儀式であり、故人の意向や家族の気持ちを込めて行われます。儀式の際には、故人の最期を尊重し、丁寧に行うことが大切です。また、末期の水は厳かな儀式であるため、無理やり水を入れるようなことは避け、唇の表面を湿らせる程度に行います。

その順番は、最初に喪主が行い、次に血縁の近い順(配偶者、子供、故人の両親、兄弟姉妹、孫の順)と決められています。なお、このような順番通りにはいかない場合も多いと思いますが、これは一往の慣習ですから、厳密にこだわる必要もないでしょう。

末期の水は、故人の最期を看取った方々が1回ずつ行うことが一般的です。同じ方が複数回行うのは好ましくないため、気持ちがあっても控える必要があります。また、末期の水は故人の最期を見送る家族全員が参加する儀式であるため、家族が全員揃ってから行うことが望ましいです。

末期の水は、故人の最期を看取る際に行われる重要な儀式です。その意味や手順を理解し、故人への思いや感謝の気持ちを込めて行うことが大切です。

<末期の水に関する注意点>

病院でなくなった場合は、病院の担当者が、遺体の全身をアルコールやお湯で拭き清め、耳、鼻、肛門などに綿を詰めます。なお、最近では、この段階で、葬儀業者が関与する場合も多いようです。

従って、お亡くなりになった時点で、葬儀社が決まっている場合には、速やかに連絡を取って、今後のことを相談するのがよいかと思います。

故人の遺体処置が済んだら病院着から故人の衣服に着替えさせます。

なお、これらのことも葬儀社が決まっていて、葬儀社の担当者がその場にいる場合は、指示をしてくれます。

ご遺体は霊安室に移動される

その後、ご遺体は病室から霊安室に移されます。

ご遺族はすみやかに病室の整理をし、ご遺体を引き取らなければなりません。

死亡後に必要な書類や手続き

死亡後に必要な書類は以下の通りです。

  1. 死亡届: 故人の死亡を届ける書類で、故人の死亡後7日以内に役所に提出する必要があります。
  2. 死亡診断書: 臨終に立ち会った医師や、遺体を検案した医師に記入してもらう書類で、故人の死亡届とセットで提出する必要があります。死亡診断書は、故人の死亡後7日以内に取得する必要があります。
  3. 火葬許可申請書: 遺体を火葬する場合に必要な書類で、故人の死亡届と死亡診断書と合わせて提出する必要があります。火葬許可申請書は、役場の申請窓口に設置されているものを使用し、必要事項を記入して提出します。
  4. 国民健康保険資格喪失届、介護保険資格喪失届: 故人の死亡後14日以内に提出する必要がある書類で、国民健康保険や介護保険の資格喪失を届け出ます。故人の保険証、認印、死亡診断書のコピーが必要です。
  5. 世帯主変更届: 世帯主が死亡した場合に提出する必要がある書類で、本人確認書類、印鑑、委任状が必要です。

死亡後に必要な書類は、故人の死亡届、死亡診断書、火葬許可申請書、国民健康保険資格喪失届、介護保険資格喪失届、世帯主変更届の6つが一般的です。これらの書類は、期限内に役所に提出することが必要です。

死亡診断書

※死亡診断書は、死亡届を提出する際に必要になる重要な書類です。

医師から死亡診断書を受け取ります。なお、自宅で臨終を迎えた場合には、主治医に亡くなったことを確認してもらい、医師に死亡診断書を書いてもらいます。

死亡診断書の見本↓

死亡届は誰がいつすべきか?

死亡届は、故人の家族や親族が故人の死亡を届けるために提出する書類です。具体的には、以下のような人が提出することが一般的です。

  • 配偶者
  • 直系血族(父母、子、孫)
  • 兄弟姉妹
  • 委任状を持つ者

死亡届は、故人の死亡後7日以内に提出する必要があります。提出先は、故人が住んでいた市区町村の役所となります。また、故人が病院で亡くなった場合は、病院側が死亡届を作成してくれることがあります。

故人の死亡届は、故人の家族や親族が提出することが一般的です。提出期限は故人の死亡後7日以内となります。提出先は、故人が住んでいた市区町村の役所となります。

死亡届を提出する際に必要な書類

死亡届を提出する際に必要な書類は以下の通りです。

  1. 死亡届書: 死亡届を記入するための書類です。提出先の役所で入手できます。
  2. 死亡診断書(死体検案書): 医師が記入する死亡の診断書です。故人の死因や死亡日時などが記載されています。病院で提供される場合があります。
  3. 印鑑: 念のための印鑑です。訂正印が必要な場合に使用されます。
  4. 届出人の身分証明書: 届出人の身分を証明する公的な身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、保険証など)が必要です。

なお、死亡届の記入欄には届出人の押印が必要ではありませんが、訂正印が必要な場合には用意しておく必要があります。また、提出先は故人の死亡地または本籍地の役所となります。届出期限は一般的には故人の死亡後7日以内ですが、地域や役所によって異なる場合がありますので、事前に確認することをおすすめします。

以上が、死亡届を提出する際に必要な書類です。提出先の役所で詳細な手続きの流れや必要な書類について確認することが重要です。

ご遺体の搬送・病院への清算等

病院で亡くなった場合、ご遺体を自宅(自宅に安置できない場合は、葬儀社と打ち合わせの上、葬儀会場等)の安置場所に搬送しなくてはなりません。そのため、速やかにご遺体を搬送する手配をする必要があります。

ご遺体搬送車の手配・病院への清算・故人の私物の引き取り等

ご遺体を病院から自宅などに搬送するには、葬儀社に連絡を取り、遺体搬送車を手配する必要があります。なお、法的には、遺族の方が自家用車でご遺体を搬送されても問題はありませんが、通常は、葬儀社の寝台車を利用するのが一般的です。

そのため、予め葬儀社を決めておくか、ご臨終の後に、速やかに葬儀社を決める必要があります。

また、病院への清算のほか、故人の私物の引き取りや、世話になった方々へのお礼、親族や葬儀社への連絡などの必要もあります。

従って、遺体に付き添う人や病院側での用事をする人等、手分けをする意味でも、2~3人のメンバーで病院に赴くのがよいかと思います。

病院への精算は、あわただしい搬送になる場合でも、頼れる人にお願いして、きちんと終わらせる必要があります。


身内が病院で危篤状態:まとめ

身内が病院で危篤状態になった場合、私たちは不安や焦りに包まれますが、冷静さを保ち、適切な行動をとることが重要です。まずは医療スタッフに連絡し、最新の情報を確認しましょう。家族や親しい人たちと協力し、必要な手続きを進めましょう。

また、自分自身のケアも忘れずに行いましょう。信頼できる人々と話し合い、サポートを受けることが大切です。知識や情報を得ることで、冷静に状況を判断し、適切な判断を下せるようになります。難しい時でも、希望を持ちながら、大切な人と向き合いましょう。


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